日々記 観劇別館

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『My Story, My Song ~and YOU~』初日感想(2022.5.19 18:00開演)

シアタークリエにて開幕したトーク&コンサートショー『My Story, My Song ~and YOU~』の初日公演に行ってきました。
以下、トークの内容やコンサートのセットリスト的なものに簡単ですが触れていますので、これからご覧になる方はご注意ください。

1幕はトークショー(上演時間:1時間5分)。
本日のゲストは禅さんと知寿さんでした。ゲストの筈ですがなぜか先に登場し、後からホストたる祐一郎さんをコール。
予想通り、初っ端からボケ倒す祐一郎さん、トークを噛みまくりながらもボケにボケで対抗しようとする禅さん、そして隙あらば流れを戻そうとするも、自由奔放に余談を展開しまくるホストに押されがちな知寿さん。このトリオのトークが面白くないわけがありません。
トークの内容は、一応、事前募集されていたという質問コーナー(私は乗り損ねました)とお題がそれぞれ3つずつぐらいあったんですが、ホスト自らことごとく話を脱線させていくのはどういうことなのでしょうか?
とは言え、どこにサイコロが転がっていくかわからずハラハラさせながら脱力系爆笑トークを繰り広げたかと思えば、舞台の面白裏話、そして一転して真面目なお話、そしてまた爆笑、となかなか変幻自在でした。
内容は盛り沢山でとても書き切れませんが、以下、ほんの一部のみ記載します。順番は実際に話されていた通りにはなっていませんのでご了承ください。

(次回作について)
祐一郎さん:禅さんと愛し合うあれですかね。 ※『ヘアスプレー』のようですが具体的な時期などの情報はありませんでした。
禅さん:『笑う男』と同じ演出家さんで『フリーダ・カーロ』。ロシアの革命家レフ・トロツキーを演じます(ここでなぜか「レフ・トロツキー」を何度も言い直させる祐一郎さん😅)。フリーダ・カーロはバスの事故の後遺症で、激しい痛みに生涯苦しみながら絵を描き続けた人。
知寿さん:ここクリエで、2020年に上演中止になった『モダン・ミリー』をやります。

(お題失念)
禅さん:舞台で盆が回って壁に吸い込まれていくのが好き。(何か衣装の裾とか挟み込まれたりしませんでした? という祐一郎さんの問いがありましたが、別にそういう事故が起きたわけではないようです)
知寿さん:ウエスト・サイド・ストーリーのプロローグでリフ役の方が登場し、何度指パッチンを繰り返しても音楽がスタートしないトラブルが。とうとう緞帳が下りてしまった!
祐一郎さん:昔、劇場で重油の燃料費が払えなかったりした(CATSシアターのこと? と思いながら聞いていました)。劇場の壁が厚さが4~5cmのビニールでできていたので、「メモリー♪」と歌い出すとわざとのように石焼き芋屋さんの「いーしやきーいもー」という声がかぶる。何とかならないかと話に行ったら、子供も抱えているのに芋が売れないと言う。そこでその当時はWin-Winという言葉はなかったが、週1回皆で芋を買うことにして、男性陣はたくさん芋を食べていた。
祐一郎さん:某地方の舞台で盆が通常とは逆方向に回転してしまった! 舞台の奥からはガチャーン! と何かが壊れる音や、スタッフの悲鳴が聞こえてきて……。

(コロナ禍での息抜きは? という質問に対し)
祐一郎さん:今の世界では、虚構を演じている筈の舞台の方が現実に近く、逆に現実ではまるで子供の頃読んだSFのような状況が起きている。例えば祐一郎さんに送られてきた看護師の方のお手紙に書かれていたお話。2020年頃、病院では本来使い捨てられるマスクを洗って再利用せざるを得ない状況だった。その頃はワクチンもなかったが、今はコロナ禍前とそんなに変わらない状態になってきている。
禅さん:ぬか漬けを作ること。植物性乳酸菌はいい。何かをこねること、パンをこねることとかが好き。
※祐一郎さん、真面目な話で客席も水を打ったように静かに聴き入りましたが、質問の答えにはなっていないですね……。

 

2幕はコンサートでした(上演時間:1時間)。

セットリスト、と言っても順番は間違っているかも知れませんが、以下、歌唱された曲名です。
東宝演劇部Twitterのリストに基づき、一部曲名を追加・修正しました。また、6曲目と10曲目の歌唱順が逆だったので修正しました。(2022.5.25)
コンサートの演出にもいくつかのうれしいサプライズがありましたが、内容については今回は記載を差し控えます。

なお、大変ありがたいことに、5月21日の昼公演と5月22日の千穐楽もチケットを確保いただけましたので、観に行く予定です。無事千穐楽まで上演されることをお祈りします。