日々記 観劇別館

観劇(主にミュージカル)の感想ブログです。はてなダイアリーから移行しました。

謹賀新年・2016年総決算

旧年中は大変お世話になりました
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます

さて、新年早々恐縮ながら、旧年のやり残しということで2016年の観劇生活をざっくりと振り返ってみます。

昨年の観劇リストは下記のとおり。計11回の観劇でした。

楽しかったのは何と言ってもTdV
お腹を抱えて笑いっぱなしだったのはエドウィン
何の邪心もなしに世界を堪能できたのはジキハイ。
人生の一瞬の煌めきが切なくも美しかったのはアルカディア
娯楽への徹底に好ましい潔さを感じたのは王家。
そして頭と心をフル稼働させてもなお消化しきれないのは貴婦人。
どの演目も、それぞれ美味しく賞味いたしました。

我が身を振り返りますと、以前もご報告しましたように、昨年4月末から約3ヶ月ほど病気療養を余儀なくされました。病気の方は経過観察中ですが、気力と体力の回復度合いは療養以前の8割程度であり、加えて手術後の後遺症のためいまだに若干外出が不便な状態が続いています。

秋冬の公演では浦井くんの『ヘンリー四世』もとても観たかったのですが、全幕を見届けるだけの体力に自信がなかったため泣く泣く断念しました。もうしばらくは演目のハードさと体力の回復度合いとを天秤にかけながら劇場に通うつもりです。

実は最近、こちらのブログを続けるべきかどうか、何度か迷いました。
『貴婦人の訪問』の観劇の度に自身の感性の貧しさや教養の拙さに打ちのめされ、心に渦巻く思いを自らが充分納得の行く豊饒な言葉で紡ぎ出すことができない、と、自身の書き物にうんざりする時を過ごしていたのです。
しかし、ごく最近は、各々の演目への思いを私自身の言葉で書き綴り、それらをWebの端っこに載せることにより、同じ演目を観た誰か、観る予定の誰か、未来で過去の演目について知りたがる誰か、あるいは演目の作り手の誰かに伝わり、何かを受け取ってもらえさえすれば、それで良いのかも知れない、という考えに少しずつ至っています。

……とは言え、このような考え方は自意識過剰過ぎるかも知れません。新年はブログに限らず、もう少し、ゆるゆるとしたスタンスで臨めれば、と思います。皆さま、引き続きよろしくお願い申し上げます。