毎年10月5日になると（ダイアリーの日付はまだ4日ですけど（笑））、「半世紀と○年」というタイトルで書き続けて早数年。
山口祐一郎様、54歳のお誕生日おめでとうございます。
今年初めて貴方以外のトートで『エリザベート』を鑑賞しましたが、やはりどうも貴方のトートが自分の中では別格になってしまっているようです。
舞台上でのぴんと背筋の伸びたオーラたっぷりの華麗な立ち姿と対照的に、時々日曜日のお父さんスタイルでファンやマスコミの前に登場してくれるあのキャラクター。歌声はあんなに妖艶でフェロモンも声量もたっぷりなのに、役が入らない素の語り口は宙に浮くがごとくぽわぽわとつかみ所なく、時にあらぬ方へと暴走（笑）。目元もクッキリバッチリキラキラメイクで決めている他2人のトートに対し、ポスターとは別人の様な……までは言いませんが薄めのメイクで現れる最年長トート。そしてFCイベントでは驚くほどに身軽なスタートダッシュを見せてくれるのに、舞台上ではどこか不器用さのにじみ出るダンスや所作。
……だけど、それでも良いのです。そういう貴方が、これから少しでも長く、現役の舞台人として他の追随を許さない活躍をされる姿を観ていたいのです。そう願っています。
そして、できれば貴方が少しでも幸せでありますように。
