日々記 観劇別館

観劇(主にミュージカル)の感想ブログです。はてなダイアリーから移行しました。

再び『エリザベート』稽古場風景

エリザベート』公式ブログ。(稽古場写真の)百聞は(舞台本番の)一見に如かず、と思いつつも、更新があるとついこまめにチェックしてしまいます*1
今回の制作日誌記事には『ママ、何処なの?』と『私が踊る時』のシーンのお稽古スナップショットが掲載されていました。
トートとちびルドが乗っている台にあしらわれている髑髏の紋章は舞台でずっと目にしていて、こんな所にも死の象徴が登場しているのね、と思ってはいましたが、あれに棺そのものが使われているという発想はありませんでした。むしろ、所詮セットとは言え、貴重そうな書物を踏みつけている方が余程気になっていたので、台はどうでも良かったというのが本音ですが。

で、トート3人それぞれのちびルドとのスナップ。身のこなしが軽やかそうな石丸トート、上背もあり座り方も綺麗な城田トートもそれぞれ良い感じではありますが、やはりどうしても最年長トートが一番格好いい!と思えてしまう困ったフィルタ入りの眼を持ち合わせている自分。特に気になったのは山口トートのぴんと伸びた右脚。脚の長さもしっかり計算に入れ、客席から観た時の美しさを重視したポーズが何とも素敵なのです。
馬車の場面は、山口トートの上げた左手が微妙におっさんくさい気もしますが(笑)、気のせいということにして置きたい所です。しかしパイプ椅子2脚ギリギリの幅しかなく、本物の馬車のように扉も付いていない棺の上ではみ出しそうになりながらお稽古するのも大変そう、とお察しします。とりわけ、フランツのほか、体格の良い瀬奈シシィ、山口トートがどんと乗っている様が見るからにボリューム感満載で、まあ狭そうなこと。
こういう場面を見ると、早く本物の馬車で現れるシシィ&トートに舞台でお目にかかりたい、と、気持ちはやはりそちらに向かいます。初日まであと2週間。キャストの皆さんも暑い最中のお稽古でさぞ大変と思いますが、もう一頑張りですね。

ところで、結婚式のシーンの「白い布」ですが、私は某友人があれを「トイレットペーパー」と揶揄して以来、もはやベールではなくそれにしか見えず困っております(^_^;)。皆でトイレットペーパーを掲げてぐるぐる。ペーパーの陰からトートがチラ見。何とシュールな光景。……失礼しました。

*1:但しアンサンブルさんのインタビュー映像は未チェックです。