ご無沙汰しております。先週から今週にかけて怒濤のごとく仕事に追われていた上、最初から遠征予定もないことから全く実感が湧かなかったのですが、早いものでもう明日は『レベッカ』が中日劇場で初日を迎えるのですね。公式ツイッターに拠れば22時近くまで舞台稽古だったようで、スタッフもキャストも皆様お疲れ様です。山口さんはきっと、東京に居ようが名古屋に居ようが変わらずストイックに過ごしながら、身にも心にもマキシムという人物を叩き込み、今夜は粛々と体力回復に努められ、喉をケアして初日に備えていらっしゃるのだろうとひたすら想像するばかりです。
その公式ツイッターについて、色々と期待して応援していますし、今日なども舞台稽古の様子をつぶさに伝えてくれるのはとてもありがたいです。……そう、ありがたい筈なのですが、どうしても腑に落ちない点がいくつかあります。
まず、現場写真が専ら携帯電話のカメラで撮影しているものばかりという点にやや不満があったりします。自分もツイッターをやっているので、ツイートすると同時に写真をアップするには携帯を使うのが便利だというのは良く分かります。しかし、携帯で撮った写真の画質には、どうしても専用のデジカメで撮るよりも落ちてしまうという欠点があります。
また、ツイッターを使うことの最大の利点として挙げられるのは「投稿・購読の手軽さ」「速報性の高さ」ですが、そのほかにも「ある時点の会話や速報された出来事の追体験のし易さ」というのがあります。例えば自分の場合、NHKなど報道関係のツイッターアカウントが、先日閉会されたバンクーバーオリンピックの競技速報を逐一投稿していましたが、日本時間で早朝（睡眠中）や日中（勤務中）に行われた競技の経過や結果を、朝起きた時や夜帰宅した後にまとめてチェックして、競技を見たつもりになって満足するということをしていました。
翻って『レベッカ』の公式ツイッター。まとめ読みしてもオリンピック関係の投稿を見た時のような満足感があまりありません。多分、1つ1つの投稿情報の密度が薄いのだと思います。ツイッターには1投稿140文字までという制限があるので文章をなるべく短くするよう心がけているのでしょうけれど、読む限りは短くしただけで濃縮はしておらず、しかも1日当たりの投稿量がそんなに多くない。加えて写真の画質も弱い。更に言えば写真も文章もスタッフやキャストに今ひとつ肉薄しきれていない。かといって、薄くなりがちな情報を補完するためにもっと密度のある記事を載せ易いブログを開設するでも既にある公式サイトを活用するでもなく、正直、片手間で情報提供している感じが否めない。そんな所が今ひとつ公式ツイッターでお腹いっぱいにならない原因だと考えています。
散々に書いてしまいましたが、『レベッカ』について最も頼りになる情報の一つであることには違いないので、公式ツイッターのチェックはしっかりと続けてまいりたいと思います。できれば、東京初日が近づくごとにもっともっと140文字に込められた情報の密度が濃くなることを願いつつ。
でも、オリンピックもそうですが、文字や写真を追うだけでなく、実際の舞台上演を観ない限りは見えてこないものはもちろんあることでしょう。なので、公式ツイッターにあまりべったりと頼らないのが正しい態度なのだと思います、きっと。
