2010年11・12月公演『モーツァルト！』のキャストスケジュールが発表になっていました（公式サイト情報）。
普通主演がWキャストの場合、初日と楽はそれぞれWの片割れが分担することが多いような気がしますけれど、今回は初日・楽日ともにヴォルフは井上くんなんですね。流石にヴァルトシュテッテン男爵夫人は初日が涼風さん、楽日が香寿さんと異なるようですが。
今のところはまだ『レベッカ』に気持ちが向いているためか、『モーツァルト！』はWヴォルフ・W男爵夫人の全組み合わせで4回も観られれば良いかな、程度に考えております。これについて、中川ヴォルフのいない『M!』なんて考えられない、という思いが大きく影響していることは否めません。
もっとも、後任ヴォルフとなる山崎くん。彼が初めてレミゼ2007年公演のマリウスキャストとして発表された際のことを思い起こしますと、大変失礼ながら顔写真があまりパッとしなかったこともあって、ほとんど何の期待もしていませんでした。しかし実際に彼がマリウスとして立った舞台を観て、印象が180°良い方向に転換したという覚えがあります。
なので、今回も「井上王子の隣国から来た王子様」という第1印象に留まることなく殻を破ってほしいと思うのです。私と同様に中川ヴォルフの影を追う観客に負けず、僕こそヴォルフ、と高らかに宣言してもらいたい、とも。
と、ここまで書いていて、はっ、もしかして、私にとっての中川ヴォルフってば、ミセス・ダンヴァースにとってのレベッカみたいなもの？そして山崎ヴォルフは「わたし」？ときわめて不謹慎なことを考えてしまいました(^_^;)。決して中川ヴォルフは性悪女などではありませんけれど。……頑張れ山崎ヴォルフ。
