ただいま、突然思い立って取った夏休みを利用して一泊旅行中です。
そういう時にブログチェックするのもどうかとは自分でも思いますが(^_^;)、TdV公式ブログでまた伯爵ネタをやってくれました。
2幕プロローグでご先祖様達として舞台に登場するアンサンブルさん達を、いつも「行ってらっしゃ〜い」と見送り、恐らくは何の心配ごともないことを見届けるという目的を果たした上で自分もスタンバイに入られる伯爵のエピソード。
それがどの演目でも習慣なのか、それとも座長演目であるTdVならではの気配りなのかは分かりませんが、山口さんがいつも仰っている「芝居は皆で力を合わせて作るもの」という意味の言葉のまさに実践なのではないか、と思いました。それに、そもそも何か心配ごとが起きたなら、ご自身の「出」にも差し支えるでしょうし。
こうした自分以外の流れにも目配りすることはベテラン故にできるのでしょうけれど、その折り目正しさに「人間」を感じて、そしてそういう一場面をしっかりチェックして伝えてくれるリー子ちゃんの姿勢に、ちょっぴり癒されました。映像こそありませんが、ああ、きっとニッコリしながらあの長い指を伸ばして軽く手なんて振ってるんだろうな、等とすっかり想像力を掻き立てられてしまっているのです。
