日々記 観劇別館

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『エリザベート』感想(2008.11.30ソワレ)

エリザベート朝海ひかる トート=山口祐一郎 ルイジ・ルキーニ=高嶋政宏 フランツ・ヨーゼフ=鈴木綜馬 ゾフィー寿ひずる ルドルフ=浦井健治 ルドルフ(少年時代)=田川颯眞

昨日に引き続きエリザベートを観てきました。
山口トートは昨日よりも微妙に喉の調子が良くなさそうに見えました。「愛と死の輪舞」で2、3箇所声が引っかかり詰まっていたように聞こえ、「最後のダンス」でも違和感を覚えた箇所がありましたが、♪こーのおーれーさーーー で流石の盛り返しを見せてくれました。
シシィへの挑み加減は昨日の方が凄かったと思います。もしかして昨日精力使い果たしちゃった?これから「闇が広がる(リプライズ)」と革命ダンスが控えているのに大丈夫?と1人で不安になってしまいました。……結局は2幕でかなり持ち直しされていたので、何の心配も要らなかったわけですが。
そして本日のお目当てその2・浦井くん。ほぼ1ヶ月ぶりに浦井くんを観て感じたのは、やっぱりルドルフは声の張りと声量がある方が良い、ということです。浦井くんの場合、アンサンブル出演の「ミルク」のダンスでの動きの切れも良いように思います。
ということで迎えた山口・浦井の「闇が広がる(リプライズ)」は完璧でした。トートの声にかき消されず対当に張り合うルドルフの歌も良かったですし、山口さんももしかしたらこの1曲のために力を温存してたんじゃないか?と疑ってしまう位にパワフルでした。
あと昨日、今季のフランツは禅さんが良い、と書いたばかりですが、綜馬フランツの美声もかなり私の好物です。あの誠実味は綜馬さんにしか出せないと思うのです。母親の手にキスして去る場面とか。
朝海シシィは普通に歌うナンバーよりも、精神病院やルドルフの葬儀のように激しい感情を込める場面での歌の方がはまっているように聞こえました。ソロの場面での歌はいい加減だいぶ慣れてきましたが、デュエットを聴くのはまだ辛いです。山口さんや綜馬さんの男声パートの後に、次の女声パートをちゃんと歌えるだろうか?と気になって、落ち着いて聴けないのですね。
本日ハプニング等は特にありませんでしたが、シシィの少女時代の場面でのパパと家庭教師のラブシーンで高嶋さんが「プレイボーイ!」と言うべき場面で「プレイゴー!」と言ってしまってました。
また何か思い出したら付け足します。