日々記 観劇別館

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『篤姫』第47回

今回は、再登場した幾島が全部持って行った感が強いです。彼女を江戸に送り込んだ帯刀グッジョブ!
大奥の女性達は皆それぞれに逞しいのですが、やはり幾島の逞しさは年期が違う、と思いました。大奥への参上場面で雷鳴が轟いたのには吹いてしまいましたが(^_^;)。
それまでひたすら強く微笑んで頑張ってきた天璋院が、盟友幾島と言葉を交わした瞬間にうれし涙を流す姿にはホロリとくるものがありました。最近の展開での天璋院は「皆のお母さん」的立場で構えて振る舞っていることが多かったけど、幾島がそばにいる時の、年は離れてるけど仲良しな(そして以前の葛藤を乗り越えた)姉妹のような関係が、自分は結構好きだったんだなあ、と実感いたしました。
啖呵を切って朝廷軍の本陣に乗り込み、江戸攻めの隊長(参謀)となった西郷との対面に持ち込む幾島が格好良かったです。天璋院直筆の手紙を読み、涙してもなお捨て身の覚悟を変えようとしない西郷とガチンコ勝負する場面も、いかにも幾島らしさが溢れてましたし、その幾島の報告を聞いてもがっくりへこむどころか、勝算を見出したらしくにっこりと微笑んで勝さんを呼び出す天璋院もなかなか男前(笑)でした。

幾島と天璋院以外では、勝さんが軍事会議で朝廷軍への抗戦の中断を告げる場面で、鈴木綜馬さんが榎本武揚役で登場してました。台詞も一言ありました。今さんの容堂公同様、すぐ部屋を出て行ってしまう役でしたが。
来週はついに家定様再登場p(^_^)q。楽しみなんですが、刻一刻と最終回が近づくのは寂しいです。