日々記 観劇別館

観劇(主にミュージカル)の感想ブログです。はてなダイアリーから移行しました。

身長の話

先日聴きに行ったシカゴ/HLNライブのゲストとして登場した布袋寅泰氏のことを、
「身長187cm。186cmの山口さんよりでかい。ということはシカゴのメンバーはもっとでかいってことよね?」
と言っていたら、連れ合いから
「山口さんはお前の基準値か」
と指摘されました(^_^;)。
多分、そうなっています。そう言えば先日『SE・M・PO』を観に行った時も、リトアニア領事館のセットの天井が吉川さんの頭ぎりぎりに作られているのを見て、
「これ山口さん通れるんだろうか」
とひっそり気にしてました*1
また、他の役者さん(特に男優さん)の身長を聞くと、「山口さん−○cm」とか普通に計算することがごく自然な習慣となっております。ほとんど物差しかタバコの箱状態(笑)。

所謂「長身」でなくても舞台映えする人はしますが(例:市村さん、綜馬さん)、やはり背の高さは舞台役者に取っては「おトク」な要素であることに違いありません。ジャン・バルジャンなんかだと役の設定上小柄な人はキャスティングできませんし。女性でヅカ男役出身の方が重用されるのも、そういう理由があるのではないか、と思ってみたりして。
テレビドラマの話ですが、『女神の恋』でヅカ男役出身の愛華さんが元奥さん役だったのは、もしかして平手打ちするシーンで背丈の差を(あまり)気にせず引っぱたけるようにするためもあったのか!と今頃気づきました。

ただ、映像の世界での山口さんを見ていると、長身であるが故に気の毒な局面も多そうです。例えば『魔女の条件』では、黒木さん・タッキー母子を振り回す悪役というせいもあるけど、度々長身を強調されフレームアウトしてました。また、相手役の直ちゃんがヅカ男役並みの背丈(166cm)があった『恋を何年休んでますか』でも、2人で並んで歩く場面では妙にカメラが引いていました。オーディションに落ちたいっちゃんが美容院を訪れていきなり芝居を始める場面なんて、直ちゃんが不自然に床の高い部分に立っていましたし。
もっとも、何故か『女神の恋』ではあまり違和感を覚えたことがありません。きっと、ヒロインをタライの上に立たせてのキスシーン等、相手役との凸凹身長を逆手にとってプラス要素の演出効果に上手く使っていたからだと思います。
後、『篤姫』でも背丈が気になったことはありません。時代劇の扮装効果?とも思いましたが、そもそも『利家とまつ』以前の山口さん出演の時代劇では彼自体が眼中になかったので*2、比較のしようがないのが現状です。いつか昔の物もきちんと見直してみたいと思っています。

*1:通る予定はありません。

*2:反町信長の演技に文句たれてばかりいた自分が恨めしい……。