尚五郎の心理がこれでもか、という位に細かく描かれた回でした。主役はもちろん篤姫なのだけど、脚本家さん的に裏主役は彼なんですね、やはり。
今回気になったのは、家定の「大奥は賢いだけではやっていけない」という台詞。今まで女女していない知力と行動力と判断力で危機を乗り切ってきた篤姫が、今後大奥という女の園に放り込まれた時、「女」の部分を出していかないとやっていけないという展開になるのか、それとも賢さとど根性で乗り越える展開になるのか、どっちに転ぶか結構楽しみです。多分、家定と精神的な絆を結ぶ展開になる訳だから、「女」の部分とも無縁ではいられないのでしょうけれど。
『篤姫』は萌え要素も少ないし、山口さんが出ない時は消化試合。でも展開は気になるし、男性の登場人物の描き方が（女性よりも）丁寧。それに観ていて疲れないので何とか見続けることができています。
