日々記 観劇別館

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『篤姫』第3回再見

全身がだるくて目覚めも今ひとつすっきりしない土曜日。具だくさんのおみおつけを夕食にいただいてやっと腰が据わった感が出てきた所で、先週放映分の『篤姫』を録画で再視聴し、山口さんの出演場面を再チェック。
忠教様、ドラマ開始後10分辺りの、家督争いの中引きこもって勉学に励んでいると尚五郎が語る場面の映像で、しっかりかるかんをむさぼり食ってました。書物を読みながら。家督争いを自分の意志ではどうにも出来ないことに対するやけ食いにも見えました。『篤姫』では於一の人物描写がかなり型破りなのと同様、忠教様も割と型破りなキャラクターに描かれています。今後の物語の上でトリックスターになってくれるのではないかとひっそり期待。
江戸に上った斉彬様が、一見うつけを装っている家祥(のちの将軍家定)の言葉を聞いて、実はただ者ではないと気づく場面も印象的です。まあ、将軍とは言えうつけと分かっている相手の所に養女を嫁に出したとすれば、単に目的のために手段を選ばない人になってしまうので、実はそうではないことを示すことで斉彬という人物に深みを持たせているのでしょうけれど。家祥の堺雅人さんも上手いなあ、と思いました。

明日は久々の観劇予定です。日生で『ペテン師と詐欺師』を観てきます。劇評等はあえて見ておりません。好評だった初演とはキャストの一部が替わっているということなので未知数ですが、楽しみにしています。