日々記 観劇別館

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『篤姫』第20回

今回、ようやく篤姫が婚礼の日を迎えました。
閨房ハウツー絵巻(?)を幾島に見せられて動揺する場面で、篤姫もやっぱり女の子なんだなあ、という所を見せてくれたりして。
うつけなのか何なのか良く分からないミステリアスな上様の振る舞いに、篤姫が任務を離れて惹かれていく展開が上手いなあ、と思いました。演じるあおいちゃんも良い感じです。
上様がアヒルを追いかける様子を見て、あおいちゃんが出ている某保険のCMを思い出さずにはいられない私。もちろんあの時代のアヒルの品種だから、CMのように真っ白いアヒルではありませんけれど。しかし、バランスを崩して池に落ちかけた篤姫の元に、上様が瞬発技で駆け寄って抱き留めて助けるという展開は、ベタベタに王子様(上様だけど)していて笑わせてもらいました。そりゃ助けた一瞬にあんな凛々しい表情を見せられたら、惚れるでしょう、大概の若い娘さんは。
視聴者としては、篤姫と上様の2人に残された時間が2年もないということも、例のハウツー絵巻に描いてあるようなことが恐らく起こらないだろうということも分かっているだけに、篤姫がもっと相手を知りたい、と燃え上がる様子は大変切なかったりするのですが、恋愛は時間の長さではないというのもまた真実なので、しばらくはこのカップルの関係を大人しく見守ることにします。