日々記 観劇別館

観劇(主にミュージカル)の感想ブログです。はてなダイアリーから移行しました。

新作初演物

初演物、特に日本オリジナル新作の舞台のチケット取りってギャンブルだ、と思うことが結構あります。
記憶に新しいところで観た新作初演舞台には、『テイクフライト』、1年前のMA(以上2作とも脚本は海外の方ですが日本オリジナルに含めます)、それからストプレでは『ロマンス』等がありました。これらを観て、再演に耐えうる傑作ってそう簡単には生まれ得ないのだと実感しました。あ、『ロマンス』は例外で、ぜひ再演をと希望しております。

そして現在、ギャンブルの結果待ちなのは、2月観劇予定の『ファントム』と4月観劇予定の『SE・M・PO』です。
『ファントム』については、主演や演出の方のインタビューからどこか「観客をなめてる」感が伝わってきて心に引っかかってます。あの全く分野が噛み合わなさそうなキャストでどこまで楽しませてくれるのか、さあ見せてもらおうじゃないか、と、違う意味で観劇日を待ち望んでいるところです。例えるなら射倖性よりもゲームとして途中の展開に見どころを求める感じ。
もう一つの『SE・M・PO』については、こちらのページによれば、主演の千畝役は吉川晃司さんに決まったようです。ミュージカル初挑戦という点ではファントムの主演の方と一緒の筈ですが、あくまで先のページを見る限りでは、演じる役柄とミュージカルの作り手に対する敬意をしっかり持っているっぽいこと、そして、少なくとも長年ミュージシャンとして観客と一体化する術は心得ていると思われることから、少なくともチケ代を大損するようなことにはならないだろうと信じることにしました。
ほら、ちょうど1年前の『タイタニック』で同じくミュージカル初挑戦だった(と思う)松岡さんも、事前に予想していた以上に歌を聴かせてくれていましたし。大穴になってくれることを一応期待しておきます。

……と思いつつ、既に『SE・M・PO』助演の今拓哉さんや泉見洋平くんの活躍を保険としつつある自分なのでした。何しろ今さんと泉見くん、実はセットで初夢に登場してしまいましたし*1。あれだけ日頃嵌っている山口さんを差し置いて人の夢に登場した以上(笑)、ぜひとも今年も良いお仕事を見せていただきたい、と切に願っています。

*1:初夢にはあと岩崎宏美さんが出てきてました。具体的なシチュエーションはあまりにしようもない内容だったので伏せます。