前の記事のコメント欄で先を越されてしまいましたが(笑)、今朝方、読売新聞（東京版）にレミゼ新演出版のキャストが発表されたことをTwitterで知りました。そして親切な方のツイートをかき集めて、発表キャストを把握。
読売新聞は、たまたま本業の方で今日はほとんど昼休みを取れる状態になく、夜になりようやく入手し、再度じっくり確認しました。そして、公式サイトの方にも、さりげなく新キャスト一覧が掲載されていました（掲載ページ）。東宝さん、何故表のサイトにこういう更新情報を載せてくれないんでしょうか。『純○物○』追加公演とかどうでも（略）。
取りあえず自分の備忘録として発表キャストを書いておきます。
- バルジャン＝山口祐一郎、キム・ジュンヒョン
- ファンテーヌ＝知念里奈、和音美桜、里アンナ
- エポニーヌ＝笹本玲奈、昆夏美、平野綾
- ジャベール＝吉原光夫、川口竜也
- テナルディエ＝駒田一、KENTARO、萬谷法英
- アンジョルラス＝上原理生、野島直人
- コゼット＝若井久美子
- マリウス＝山崎育三郎、原田優一、田村良太
- マダム・テナルディエ＝森公美子、浦嶋りんこ、谷口ゆうな
山口さんファンとして、もちろんバルジャン続投は嬉しいのですが、それよりも真っ先に不安に思ったのは、
「バルジャン、2人だけで山口さんの喉、大丈夫？」
ということでした。
いえ、初演の頃、確かに鹿賀さんと滝田さんがWキャストでバルジャンをこなし、しかもジャベールまでこなしてましたが（ジャベールはトリプルキャストだった筈）、流石に25年前のあのお2人の体力と、現在の山口さんの体力を一緒にするのは無理があるわけで(^_^;)。このままバルジャンキャストの追加発表がないとすると、半年間、四都市の巡演はかなりハードなのではないかと思うのです。お願いですからもう1人バルジャンを増やしてあげてください、と真剣に祈っています。
前後しましたが、キム・ジュンヒョンさんは元四季のJCSのジーザス経験者なので、元ジーザス2人の共演ということになります。ジュンヒョンさんのジーザスを観る機会はなく、昨年夏のブロードウェイミュージカルライブで舞台姿を拝見したのみですが、体格が良く体型も太ましくなく綺麗で歌声も太く良く伸びていた記憶があります。何となく、若さで野太く、しかし内面は繊細に押していくバルジャンになりそう、と想像しています。
で、他のキャストの皆様ですが……何だか中途半端な印象が否めません。ある程度覚悟はしていましたが、安定のベテランが一部を除いて交替する一方で、前回の新キャストが何故か役替わりしていたり、また、マリウスの過半数が留任だったりで。何となく、オーディションで大冒険するよりも、旧版キャストを半端に留任させることによるリスク低減を図ったような感が強いです。正直、今の段階では、発表を引っ張ってじらしまくった程のキャストにしてはインパクトが弱いような気がします。
これについては、「キャストが売りではない、新演出そのものが売りなのだ！」という考え方もあるかも知れません。しかし、やはりキャスティングのインパクト度合いは重要だと思うのです。
現状のままでは、バルジャンとジャベール、そしてコゼットの人数に不安要素が大きいですので、きっと追加のキャスト発表がある筈、と信じて待つことにします。
なお、ごく個人的には、マイ・ベスト・ジャベールの今ジャベール、そしてマリウスを演じている時のラブリーさと真逆の人情派おっさんな禅ジャベールがいなくなったのが残念でなりません。聖子ファンテーヌももう一度観たかった、と思います。追加キャストで他に誰か復活してくれないかなあ(T_T)。
