日々記 観劇別館

観劇(主にミュージカル)の感想ブログです。はてなダイアリーから移行しました。

会報7月号

木曜日、8月分のTdVチケットと一緒に会報が届きました。
ああ、今さんはご夫婦で旅番組共演か(^_^;)、等と見やりつつ、「祐一郎便り」をチェック。
再演されそうな出演作は定期的に台本と譜面を取り出しおさらいする。再演が決まったらそれらを読み込み、身も心も徐々に役に馴染ませていく。
そうした役作りの過程は本当はいつでも楽しいわけにはいかないのだろうけれど、山口さんの文章からはその過程を淡々とこなしつつも堪能しようとする姿勢が伝わってきて、この人、本当に演じることが好きなんだあ、と嬉しくなりました。
いつものポエムっぽいエッセイとはやや異質でしたが、こういうお話は好きです。大真面目に語る自分を茶化すように、段落の合間に客観的な母子の会話を差し入れている所がツボ。
ちなみに「意識のクオリア」という言葉は今回のエッセイで初めて知った私。日頃何気なく事象を見聞きして感じるという脳内で行われている処理に対し、何らかの定義付けや分析を行なおうとする試みが色々存在するという事実そのものが面白いですね。でも、TdVにおいてはあまり細かいことは考えず、素直に脳が感じ取った感動に浸りたいと思います。