日々記 観劇別館

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「ウィーン・ミュージカル・コンサート」CD

去る5月に大阪・梅田芸術劇場で催された「ウィーン・ミュージカル・コンサート」。自分では聴きに行けなかった(行かなかった)のですが、同コンサートに通い詰めた(注:大阪地元民にあらず)友人に頼んで会場でライブCDの予約を入れてもらい、友人宅経由でそのCDが木曜日に我が家に届きました。
木曜日はCDを開封している余裕がなく、明けて金曜日の夜。翌朝休日出勤なので早寝しないといけなかったのですが、どうしても少しだけ聴きたくなり、2枚組の1枚目のみ試聴することに……と思って、気づいたら2枚目の途中の『モーツァルト!』のパートまで聴いてました。

多分リアルでコンサートを観てたら
「マジャーンちゃんの『わたし』(レベッカの)は随分鼻っ柱が強そう」
とか、
「マテさんのマキシムってかなりやんちゃそう」
とか要らないことが気になって仕方なかったと思うので、そう言う意味では「音だけ」でも良かったかな、と思っています(と、強がってみる)。
1枚目では『ダンス・オブ・ヴァンパイア』から7曲、『ロミオとジュリエット』から6曲、『レベッカ』から6曲が歌われていました。2枚目が『モーツァルト!』から7曲と、『エリザベート』から13曲(未聴)。
声質として好みなのはアンドレさんの甘く艶やかな歌声なのですが、マテさんのソウルフルな歌い方もかなり好きです。マテさん、『モーツァルト!』の猊下が意外に合っていると思いました。猊下にしてはあまりお勉強が好きそうには見えないけど、ヴォルフ欲しさに手段を選ばなさそうな所とか。
聴いていて心地よいのは「外は自由」や「Liebe」といったルカスくん&マジャーンちゃんのデュエット。この2人の「Liebe」は以前ライブでも聴きましたが、日本でこのレベルで歌えてしかも見目も良くて、という若手のミュージカル役者は少なそうに思います*1
マヤさんの「レベッカ」は声だけでも迫力が伝わってきました。マジャーンちゃんの「わたし」と同様、持ちキャラがダンヴァース夫人に合ってるかというとやや疑問ですが、そんな疑問をどうでも良くするような歌の上手さです。
ということで、2枚目の続きの『エリザベート』のパートを聴くのが楽しみです。

以下は蛇足。
アンドレさん歌唱の「神よなぜ」を聴いてる時、脳裏にトレンチをきっちり着込んだ山口マキシムの愉快な(?)振付*2が浮かんできて離れてくれず、笑ってしまいました。あれはお笑い場面じゃないというのに……。

*1:いないとは申しません。女性の層が多少薄い気はしますが。

*2:例:妻を追いかけて伸ばしたまま硬直した両腕をずるずる引き戻す,etc.