日々記 観劇別館

観劇(主にミュージカル)の感想ブログです。はてなダイアリーから移行しました。

残暑の新幹線でミュージカル

8月末にレミゼ東京楽を見届けた後、しつこい夏風邪を引きずりながら東海地方の某県まで往復新幹線に乗って一泊出張に行ってきたのですが、その直後にPCに入力したメモが残っていたのを掘り出しました。ゴミ箱に捨てるのも何だかもったいないのでここに載せておきます。この出張の後、さらに1週間夏風邪に悩まされたので、今振り返ると映像なんか観てないで寝とけ、と思いますが(笑)、以下、ほぼメモそのままです。



どうも先週(注:8/20のことです)ひいた夏風邪がいつまでもずるずると治らず、往路は半死状態で電車に揺られるのみでしたが、復路は幾分体力が回復しつつあり、手持ちの文庫本や雑誌も読み尽くして暇だったので、ノートPCに舞台公式ブログやらYouTubeやらから引っこ抜いて貯めこんだミュージカル映像を鑑賞していました。
ラインナップは2004年東宝エリザベートの「闇が広がる」(山口トート・浦井ルドルフ)、2005年エリザの同曲(内野トート・井上ルドルフ)、あと、2005年エリザの山口トート等々。
で、感想なんですが「一度で良いから内野トートを観てみたかった」って思いました。内野トート、歌声が微妙に井上ルドルフに負けてるのが欠点と言えば欠点ですが*1、何と言っても所作が綺麗でなめらか。動きがいちいち色っぽい。ルドルフの唇にがっと唇を近づけてばっと突き放す所なんて最高。見た目の綺麗さでは山口トートも負けてはいないし、歌唱力も圧倒的なのだけれど、やはりどこか動きがもっさりしているのです*2。何故か闇広の途中で寄り目になってますし(新幹線の中で笑いをこらえるのが大変でした……。)。
エリザキャストに奥様である一路さんが残るのであれば、内野さんもご卒業というのは仕方ないと思うんですが、一路さんが残らないのなら、復活すれば良いのに、そうすれば観に行けたのに、と残念です。
とは言え、今年のレミゼも橋本バルジャンがもの凄く気になっていたのに、ついに一度も観に行くことはなく、全部山口バルジャンで取ってしまったという前歴があるので、例えば内野さんが復活したとしても、何だかんだ言って結局、山口トートばっかり取ってしまうのが関の山だとは思うのですが。山口さんの顔と歌だけでは多分ファンになっておりません。得体の知れない底力と目力に取り憑かれてほぼ2年が経過してしまいました。

*1:それでもCDで残っている歌声とは大違いなのです。

*2:今更言う話でないのは分かっています、ええ。