雑誌『シアターガイド』の12月号の特集記事「演じ続ける俳優たち」に、松本幸四郎さん、市村正親さんとともに山口祐一郎さんが登場されていました。
高麗屋さんと市村さんがスーツでバッチリ決めているのに対し、我らが山口さんは、先染めの細かいチェックのシャツにカジュアルなモスグリーンのジャケット、ネイビーのチノパン、白とネイビーのボーダーのソックス(可愛い!)というかなりカジュアルなスタイルでのご登場。そしてお顔には満面の笑み。
この、手近にある秋物を無作為に身につけてきた感溢れるファッションがたまりません(^_^)。でもやっぱり脚は「えぇっ、まさか!?」と何度も写真を見直してしまう程に長かったりするわけですが。
真面目に特集を読みますと、
高麗屋さん「繰り返し演じている感覚はない」
市村さん「蛍に澄んだ水と空気が必要なように、演じる人間がピュアでないと(役の人物が)宿らないんですね」
山口さん「意識的にシミを洗い流して、感性を透明に保つ」
といった具合に、別々に受けたインタビュー、得意分野もそれぞれ異なるお三方の筈なのに、それぞれの言葉からどこか共通の精神が感じられて面白いと思いました。
そして、発言の端々からにじみ出る、山口さんのポジティブで高い感性に、いつものごとく頼もしさを覚えている自分なのです。まさに、「一緒にヴァンパイアになろうよ」と呼びかけられたら、はいはい、なるなる!(^o^)/ と手を挙げてしまいそうなくらいに。
帝国劇城での舞踏会まであと24日。来週行われる予定の製作発表イベントには残念ながら外れてしまいましたので、こうして雑誌、新聞の記事や公式ウェブ、ブログを眺めながらじっと開幕を待ちたいと思います。