日々記 観劇別館

観劇(主にミュージカル)の感想ブログです。はてなダイアリーから移行しました。

TdV制作発表やら何やら

久しぶりのブログ更新です。ウェブに雑誌に新聞、時間が取れる範囲でこまめにチェックはしているつもりですが、なかなか「感動や思ったことを、じっくり書く」時間が確保できないうちに、無情に月日は過ぎていきます。
11月8日に開催されたTdV製作発表の観覧にはさっくり外れましたが、Ustream中継は公式の録画で観て、山口さんのサービス精神旺盛な円熟のボケトークや若者達へのよどみない気遣いに爆笑したり感服したり、そして渾身のシャウトに魂を抜かれたりしていました。
また、「何でもします」の宣言どおり、あまりに似合って可愛すぎるコウモリカチューシャ装着姿を披露してくれた上、予想の斜め上を行くアクションを見せてくれた「噛まれた」もしっかりチェックしております。東宝さん、良いコンテンツをご提供いただきありがとうございました。

さて、こうした動画や各種ニュースを確認していて実感したのは、自分が、
「だんだん素の役者さんへの関心が薄れてきている(注:山口さんを除く)」
ことです。
いえ、浦井くんは生真面目で天然で可愛くて、それでいてこれまでのキャリアと安定の実力に裏打ちされた余裕と自信はしっかり漲っているなあ、とか、育三郎くんは狙ってボケようとしつつも、どこか薄い卵の殻に包まれているような育ちの良さ故に空回りしている感じで、山口さんのお人柄の温かさと、フレッシュな感受性と、大人のミステリアスぶりとが無理なく調和しているキャラにはまだほど遠いなあ、とか、禅さんは短髪の方が似合うと思うけどなあ、とか、その程度は流石に考えます*1

でも、それらが役者さんの好悪に影響することはなくなってきたと申しましょうか。
だって、本人がどういうキャラかに関係なく、浦井くんの歌の巧さはもう鉄板ですし。育三郎くんも役柄へのはまり具合は作品により異なるけれど、歌の表現力は申し分ないですし。そして禅さんの歌・演技・役へのなり切り具合(あの七変化!)と三拍子揃った実力は言うまでもありませんし。
今はとにかく、あと10日足らずに迫った初日を、引き続きじいっと楽しみに待ち構えたいと思います。伯爵はきっとまた、思いも掛けない姿を見せてくださり堪能させてくれることでしょう。きっと盤石であろう、続投キャストも楽しみ。
そして自分、初出演組には、何かしか文句をたれつつも決して嫌いにはならない予感がいたします。何せ「何でもあり」な作品、TdVですし(^_^)。

*1:女性陣に触れていないのは、単なる関心の薄さによります(^_^;)