有楽町の帝劇……ではなく、ビックカメラ7階にある有楽町よみうりホールにて、『CLUB SEVEN another place』を観てまいりました。
CLUB SEVEN、本当は毎年観たいのですが、今回でようやく通算3回目、3年ぶりの参戦が叶いました。
今回、上演時間が割と長いです。標準は1幕が1時間50分、休憩が20分、2幕が1時間15分、計3時間25分のようですが、途中でアドリブが入りまくるので、今回はなんと3時間40分にも及びました。
しかし、中身は芸達者なキャスト9名の全身全霊の歌、ダンス、そして笑いがてんこ盛りで、全く長丁場を感じさせない、観客を楽しませる仕上がりになっています。そして、キャストも、心身を酷使しながらも板の上で楽しんでいる雰囲気が伝わってくるのが良いのです。毎回思うのですが、玉野さんの身体の張り方が尋常ではありません。激しいタップダンスからスフィンクスまで、と書くと未見の方には何がなにやらかも知れませんが。
1幕は、歌とダンスのレビューや、どこかの映画やミュージカルで見かけたようなシチュエーションでのコントや、ミュージカル大喜利トーナメントなどのスケッチが、これでもかと展開されていました。某S社所属のキャストの方がオネエ役でいじられてゴムパッチンなどされてましたが、いいんでしょうかあれは😂
また、毎度おなじみの玉子とニャンコのコーナーでの観客いじりで、某北関東の県から毎回観に来ている女子小学生の方がいらしていましたが、2幕で主に吉野さんがかましていた下ネタは大丈夫だったんだろうか、といらぬ心配をしています。
ミュージカル大喜利トーナメントは、ちょっと『エドウィン・ドルードの謎』を彷彿とさせるシチュエーションでしたが、あれよりだいぶ小規模でばかばかしいです😂 ノリとしては昭和の歌謡バラエティ番組に近いかも? 毎日あれをやるキャストの皆様は本当大変だと思いますが、観客としては頭を使わずにただ笑いに身を委ねて観られるのは本当ありがたいです。終演後のハイボールが楽しみで公演中隙を見て冷蔵庫を開けてチェックする、などの楽屋落ちネタも多少ありますが、あくまで楽屋落ちであって内輪受けではないので無問題。
お笑いだけではなく、「風に立つライオン」のようにかなりシリアスな題材のスケッチもあり、歌もドラマもしっとりと見せて聴かせてくれるのが良いですね。ここのスケッチは私が見ていないA VERSIONでも「さだまさし系」だそうです(パンフレットのキャスト座談会より)。
1幕終了後、20分の休憩を挟んで2幕がスタート。
五十音順メドレーはだいぶ見慣れた今でも、あれを1時間以上ぶっ通しでやることに感服しています。特に北翔海莉さん。この体力勝負なショーを毎日2回公演やりたい、と仰ってましたが体力どれだけあるのでしょうか!?
内容はJ-POPあり、アイドルソングあり(嵐メドレーも!)、演歌あり、懐メロから最近の曲(新しい学校のリーダーズなど)、歌もダンスもそして笑いもしっかり魅せてくれて大満足。あっという間のようでしたが結局前述のとおり20分ほど押して終了となりました。
いつもだいたいCLUB SEVENは1公演1ver.しか観ないので、たまに別ver.も観たい、と思う時もあります。ただ結構長丁場なので体力的に躊躇するものが……。北翔さんの体力を見習わねば、ですね!