今月もピンクの封筒に入ってFCからのお便りが届きました。
今さんと光枝さん、音楽座ミュージカルに出演されるようです。先日友人から別演目ではありますが音楽座ミュージカルの好意的な評判を聞いたばかりなので、これは一度観ておく良いチャンスかも知れません。
今さんは10月のTSミュージカルの新作にも出られるそうです。2月の明治座以来充電期間が続いていたので、このまま専業主夫になったりしたらどうしよう、と要らぬ心配と妄想を巡らせていましたが、これで一安心。
今さんのエッセイには井上ひさしさんを悼む言葉が綴られていました。生前に作品に出演する機会こそなかったようですが何度か面識はあったそうです。井上さんが高校時代の校内誌に書かれた言葉の引用などもあったりして、思い入れのある作家さんだったであろうことが文章の端々から読み取れ、井上さん好きの端くれとして嬉しく思いました。
校内誌のエピソードの出典が不明だったのでツイッターで尋ねた所、たちどころに回答を得られました。2010年5月19日の朝日新聞朝刊、井上さんと高校の同級生でいらした評論家の樋口陽一さんのインタビューで言及されていたようです。せっかく朝日を購読しているのに未読でしたので、古新聞を探して読んでみたいと思います。ツイッターTLの皆さん、そして今さんに感謝。
長くなりましたが少しだけ山口さんのエッセイにも触れておきます。
今回の文章は、雇用状況が宜しくない昨今の状勢下、観劇もままならない苦境に置かれたファンに向けた真摯な言葉であると理解しました。いつもの如く実体験なのか想像なのかが曖昧な描写もないではありませんが(^_^;)、自分の場合は失業中にも*1とにかく外に出歩くようにしていた、というエピソードを始め、現実は重くて時には孤独に晒されるけど、それでも引き籠もらずポーズだけでも良いから前は向いていようよ、というそんなメッセージ。この言葉が、今本当に辛い立場にあるファンの心に、真っ直ぐに届くことを私も願っています。
*1:季節は「冬だった」そうなので、多分某劇団休団中のことと推測。