日々記 観劇別館

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『三銃士』博多座大千穐楽映像

9月28日に大千穐楽を迎えた『三銃士』博多座公演。その場には立ち会えず、しかも自分の都合で2日遅れではありますが、公式ブログのお蔭で、通販で取り寄せたパンフ(猊下ブロマイド付き)を片手に、大千穐楽カーテンコールのお裾分け映像をしっかり堪能いたしました。
ミュージカル『三銃士』博多座大千穐楽カーテンコール
ミュージカル『三銃士』博多座大千穐楽おまけ

岸さん、石井さん、橋本さん、瀬奈さんのご挨拶からもこのカンパニーの良い雰囲気が伝わって来て、見ているだけで温かい気持ちになれましたが、やはりひたすらうるうるしてしまったのは、山口さんのご挨拶です。
「順番が逆になると怒られるので……」と前置きし、まず観客の声援へのお礼を述べられた後、
「おーい、吉野圭吾さーん。ちゃんと皆で楽を迎えることができましたよ。どうぞ、安心してください」
と、東京で療養中の吉野さんに優しく呼びかける柔らかい声。それから、見事代役ロシュフォールを勤め上げられた原さんや、穴埋めフォローを担当された山口さんと同い年(らしいです)の松澤さんへの労いの言葉*1
吉野さんについては、一観客として彼のことを考えるだけで今なお胸が潰れそうになります。しかし、山口さんのご挨拶を受けての井上くんの「(圭吾さんとの)約束は果たせたかな、と思います!」という言葉に象徴されるように、共に舞台に立たれていたカンパニーの皆様は、一観客が抱くのとはまた性質の異なる、彼への深い思い、それから博多座公演をやり遂げるという強い意志の下に日々の公演を務められていたのだと想像するだけで、熱い気持ちが止めどなく溢れてくるのです。

そして、静かな感動に満ちた雰囲気を一変させ客席を笑いに包んだであろう、恐らくはメインキャスト再お出ましにおける、山口さんの朗々たる応援団風ボイスによる「今、井上芳雄のお母さんがそこにいまーす!」発言。「最近はキスしていない」等と発言されていたらしいとTwitterで読み、何事?と謎でしたが、こういう流れだったのね、と映像を観て納得。
全くもう、安心して井上くんの胸を借りつつ、これ以上ないほど温かく、地元出身の博多座初座長を最高にヨイショしてくれちゃうんだから……!と、観ているだけで嬉しいテンションが上がりまくり状態になってしまいました(^_^)。
様々な思いはありますが、今は、カンパニーの皆様が無事大楽を迎えられたことに、改めて素直に拍手を贈りたいと思います。皆様、本当にお疲れ様でした。

*1:松澤さんについて話される時、吉野さんに「圭吾」と呼び捨てで語りかけた口調にも、かなりぐっときました。