日々記 観劇別館

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琉球の風

原田優一くんのブログによると、昔のNHK大河ドラマ琉球の風』に主人公兄弟の兄啓泰東山紀之さん)の幼年期の役で出演していたそうで。
ドラマ、観てたんですけど、流石に子役ちゃんの名前までは覚えていなかったです。最終回まで観た記憶がありますが、実はそんなに好きなドラマではありませんでした。いえ、主人公兄弟の弟啓山とひっそり両想いだった、工藤夕貴ちゃん演じる羽儀が、筧利夫さん演じる豪商の茶屋四郎次郎に手込めにされ、啓山の将来のため本心を偽って茶屋の愛人になります。で、そこまでせんでも、という位豹変して啓山を冷たく拒否します。お陰で最初本当に金に目がくらんで茶屋に走ったかと羽儀がキライになった程で。まあ、実はそうではないというのが分かる展開にはなってましたけれど。で、何だかんだと紆余曲折あってやっと啓山と心が通じたかと思ったら他人の巻き添えで射殺されちゃいます。という顛末が気に入らなかっただけなのですが(笑)。
ほかにも、ショーケンさんが演じた兄弟の父親*1が、明国と内地と琉球という長距離を移動している筈なのに、都合の良い時いとも簡単に兄弟の前に現れ過ぎるとか、そういう細部の作り込みが気に入らなかったというのはありましたけど、前記の夕貴ちゃんの顛末、今思い返せば別にそこまでむかつくこともなかったような?……まあ、きっと私も若かったってことなのでしょう。
原田くんに戻りますと、当時ロケから夜中に帰ってきて、朝は泣きながら起きて小学校に通っていたそうで、頑張ってたんですねえ。それにしてもこのぷっくりしたガキお子さんが、ちょっと小柄だけど綺麗綺麗なアンジョルラスに成長するなんて、子役ちゃんって本当に大きくなってみないと分からないものだなあ、としみじみ思いました。

*1:実は啓山の父親ではなかったりします。実の父は忘れてましたが今調べたら羽賀研二被告(^_^;)でした