自分がミュージカル観劇し始めたのはたかが1年前のこと。更に言えば、同じ演目のリピート観劇を開始したのは、2006年5月の日生劇場でのエリザベート以降のこと。4月のレミゼもリピートしたかったけど、チケ運がなくかないませんでした。従って、観劇にはまってからは半年も経っておりません。
何故同じ演目で、同じような役者さんが出ている、ダブルやトリプルキャストがあると言ってもせいぜい2組か3組の役替わりしかないのに、5回も6回も観に行くのか?と、よく問いかけられますが、未だに相手を納得させられるような明確な答えを出せておりません。
舞台というのは生の空間でそこが良いのだ、と言っても、台本はあって、ストーリーの結末も定まっているではないか、と言われればそうだね、と頷くしかないです。また、ダブル/トリプルキャストの違いを楽しみたいのだ、という理由もありますが、そのキャストさん本人はともかく、共演者の細かな演技の違いを見抜くほど、残念ながら観劇歴の浅い自分の目は肥えておりません。そもそもチケットの取り方が偏っている以上(例:エリザは山口トートの日しか取らない,etc.)、完璧な比較というのは不可能ですし。
まあ、自分は山口さんの歌声が好きで、何度聴いても(今のところは)飽きずに繰り返し聴きたいと思っているので、それが最も大きなリピートの要因になっているのでしょう、きっと。山口さんが出演されていない他の演目でも、普通に観に行きたい、とは思うのですが、2回ぐらいはリピートしたとしても、多分5、6回のリピートはしないと思いますし。
「なんだ、やっぱり役者はまりじゃないか」
と思われるのはかなり大変に悔しいので、『月刊ミュージカル』等の雑誌のバックナンバーを取り寄せるなどして、2004年以前のエリザベートなど、自分が観ていない舞台の当時の雰囲気や評価について、こつこつと情報収集に励んでいるところです。少しでもこれまでの成り立ちを知っておきたいですし。
でも、そういう情報収集の時に、よせばいいのに何故か四季時代の山口さんのインタビュー記事取り寄せなどもしてたりするんですよね(笑)。だから所詮役者はまりとかミーハーとか言われてもますます反論できない。自業自得とはいえ、不本意で仕方ありません。……そうは言っても楽しいんだけどね。