日々記 観劇別館

観劇(主にミュージカル)の感想ブログです。はてなダイアリーから移行しました。

@ぴあのエリザベート関係記事2種

4月24日に開催されたというエリザの稽古総覧会……ではなくて、稽古場見学会が「げきぴあ」などで記事になっています(げきぴあ「『エリザベート』稽古場見学会レポート(1)」、「『エリザベート』稽古場見学会レポート(2)」)。
一応記事に目は通しまして、マテさんはやっぱり格好いいですし、@ぴあの常でポートレイトも素敵ですし、そして平方くんも、何故かミュージカル界で目立っている役者さんが多いように見える九州人だと知って、「へー」と反応したりしています。
しかし、残念ながら、ただ大きいトートがいないというだけで、読んでもそんなにわくわくしない正直すぎる自分(-_-;)。
いえ、こういうハードそうなお仕事は若いトートや新キャストにお任せして、大きいトートな方にはじっくり体力を温存していただきたい、と心から思っているわけですが。

ということで寂しいので、おなじ@ぴあに載っている小池先生インタビューを読むなどしています。
通常は、小池先生の語りはあまりに長文で濃過ぎるので(^_^;)、あまり熱心に子細に読むことはありません。
しかし、今回は山口さんについて言及されている部分があったので、そこだけは読みました。
「彼ぐらいの俳優だったら、自分の希望も言えると思うし、彼の志向性に沿った自分中心の演目が並ぶはずなのに、それを抑えて、その時々の東宝のニーズに一生懸命ご自分を即してやっていらっしゃる、大変稀有な方です」
というのが先生による評価の抜粋です。

個人的には「東宝に身を捧げている」状況については、やや複雑な思いを抱いております。もちろん先生を初めとする興行側にとって、人寄せパンダ、安全パイ、そして担保としての役目を果たす役者さんが重要というのは分かりますし、また、ご本人の、決して俺が俺がと出しゃばるのではなく、ひたすら共演者やスタッフを前に押し出すお人柄の反映とは思いますが*1
それを頭では理解しようとする一方で、いくら恩義がたくさんあるとは言え、そんなに東宝だけに縛られなくても。もっと山口祐一郎という役者の別の顔を見てみたいのに。……と考えることは時々あります。
だからこそ、先日のウィーンミュージカルコンサートのような企画はありがたかったです。「身を捧げる」故に実現した企画であったことは疑いないですし、2010年公演時よりも手堅い構成にはなっていたけれど。そして山口さんも決して絶好調というわけではなかったけれど。それでも、普段と違う彼を見られるのは喜ばしいことでした。

なお、個人的にはここのブログはあくまで「観劇ブログ」だと認識していまして、決して「ファンブログ」になってはいけない、と肝に銘じているのですが、結局先日のやや微妙だった観劇感想よりも、今日のようなファンとしての小ネタの方がキーボードという名の筆が走ったりするわけで(^_^;)。……精進します。

*1:それに加えてプロダクション経営者としてのお立場もあると推測。