FC会報、多分先週火曜日には届いていたと思われますが、その日は自宅を離れていたので翌晩に読みました。ブログに書こうと思いつつも『パイレート・クィーン』の宣伝映像にすっかり盛り上がってしまっていたので、遅ればせながら感想をしたためておきます。
そういえば11月12日(私が会報を読んだ翌日)は今さんの41歳のお誕生日だったのか、とか、保坂さんのライフスタイルはどうしていつもこんなに健康的なんだ、とか、『レベッカ』5月分チケットの申込どうしよう、とか、『モリー先生との火曜日』は来年2月の平日のみ上演だけど自分は観に行けるのか?とか、思うところは色々ありますが、何を置いても語っておきたいのは、やはり山口さんのエッセイのことです。先月のお話には続きがあったのですね。
小学生の「ぼく」は無事東京に戻ってきたものの、鍵が無くてお家に入れず、大型バイクを乗りこなすお兄さんを見て「早く大きくなりたい」と思い、そして19歳になった「ぼく」は免許より先にナナハンを手に入れ大型自動二輪免許取得のため調布の運転免許試験場*1に通い詰めたのだった……というのが今回のお話でした。
きっと小学生の「ぼく」に取って、大型バイクは「大人」であること、言い換えれば保護者の都合に左右されずに生きられることの象徴だったのでしょうね。文章にもあるとおり1966年に9歳だった「ぼく」が19歳の頃は、大型二輪の免許を取るためのハードルはとても高かったようですが*2、何度落とされても諦めず通い続けるほどに「ぼく」の大人への憧れは強かったのだと思います*3。
いいですね、少年の心。50代の山口さんが時々こうして昔を思い出して少年の心に会いに行っているかと思うと何か嬉しいです。
で、オチは、頑張って獲得した大型二輪ではなく自動車の免許が、最新の書き換えでゴールドじゃなくなったというお話だったわけですが(^_^;)。周囲の事例を見る限りはゴールド→ブルーになってしまうとかなり気持ちがへこむようなので、山口さんもさぞかしへこんだことだろう、とお察しします。
本当は付き人さんなどに運転していただくのが安心なのでしょうけれど、どうしてもご自身で運転しなければいけない場合も多々あるかと思いますので、1ファンとしてはどうぞ運転にはお気を付けて、と願うばかりです。