日々記 観劇別館

観劇(主にミュージカル)の感想ブログです。はてなダイアリーから移行しました。

M.A.ドイツ公演

東宝演劇総合サイトを覗きに行ったら、こんなページへのリンクが張られていてびっくりしました。
日本演劇史上初!!東宝ミュージカル、初の本格的海外進出
マリー・アントワネット』(M.A.)のドイツ版初日、昨日だったのですね。もしかしたら東宝的に黒歴史にしたい作品なのでは?と勝手に思っていましたが、株主向けにも情報提供している(上のページからリンクされている「現地からのご報告」より)のを見るに、実はそうでもないのでしょうか。
M.A.に関しては好きな所と耐えられない所が錯綜していて複雑な感情を抱いているのだけど、実は友人に頼んで、ドイツ版の公演CDを購入予約してあったりするのでした。
忘れた頃に届くと思いますが、どうか今までの葛藤を払拭させるようなブラボーな出来でありますように。

上の件とは全然関係ありませんし、観に行く予定もありませんが、同じ東宝のサイトにオープンされていたクリエ6月公演『ゼブラ』にちょっと突っ込み。
「本作のモチーフである『阿修羅のごとく*1」とありますが、設定を見る限りは「4姉妹」「母親の死」「父親の秘密」というキーワード以外に共通点はなさそうです。きっと物語のキーワードと家族構成の設定が似ていることで著作権者に抗議されるのを、「モチーフ」と明記して仁義を切ることで回避したかったのだろう、と思うと涙ぐましさを覚えます。
あるいは本当に登場人物の名前を借りて、アナザーワールドを展開するのかも知れませんけれど。だとしたら失礼を申し上げました。

*1:向田邦子さん脚本のテレビドラマで、映画、舞台化されている名作。