日々記 観劇別館

観劇(主にミュージカル)の感想ブログです。はてなダイアリーから移行しました。

土曜スタパインタビュー

山口さんの『篤姫』関係のインタビューが放映される、という情報を得て、本日14:00から放映のNHK土曜スタジオパーク」、リアルタイムで放送を見ることができました。
メインゲストの山本耕史くん(私の中でのイメージは、ガブローシュでもマリウスでもましてやヘドウィグでもなく、未だに『新選組!』の土方歳三。『陽炎の辻』は見たことがありませんが、浪人姿が格好いいです)と中越典子さん(やや天然系?)のトークがひたすら進み40分程過ぎた辺りで、インタビューVTRが流れました。

インタビュー放映前に、青井アナウンサーが、ゲストの山本耕史くんにレミゼで共演した縁ということで、山口さんの印象について訪ねたところ、
「とても独特の空気感を持っていて、何にも流されず我が道を行く、それが魅力的な方」
という回答が。それに対し青井アナが、
「私も独特の雰囲気を感じて参りました」
と返答。独特ってやっぱりいつものあの、軽くバリア張った中でゆるふわとどこかずれてる雰囲気か(^_^;)?と思いつつ見ているうちに、インタビューに突入。
以下、鑑賞1回目は何となく煙に巻かれて訳が分からなかったので、細かいところは録画で再度確認しました。あと、山口さんのご発言の話し言葉をそのまま文字にするともっと訳が分からなくなるので、適宜意訳してはしょってあります。

VTR内で青井アナに呼ばれた山口さん、いきなりおじゃる丸のぬいぐるみを手に登場されてました。髪型はいつものぼさぼさを軽くなでつけた感じ、衣装はグレー系のジャケットに薄いグリーンのシャツ、ベージュのパンツでした。

初めに、青井アナの
「今回島津久光を演じていかがでしたか?」
という質問には、
「やはりその時々の風って言うか、何か、時代の風、みたいなのを持ってらっしゃる方を、一緒に演じることで時間を共有できるのは楽しいですよね」
と回答されていました。

ここで久光様の人物紹介と、ドラマ初登場の斉彬との対面シーンの映像が流れました。

青井アナから
島津久光のイメージは?」
という質問があり、
「歴史上の人物はいつもそうなんですけれども」
と前置きして、先入観で勝手に思い込んだイメージ*1があったが、今回久光さんの色々な資料を読むことで幕末維新における彼の立場での頑張りを知り、
「そういう1人の魅力的な人物だったんだな、と今は思っています」
と答えられていました。
鹿児島の話については、自分の住んでいた家が西郷、大久保達下級武士の暮らしていた加治屋町の長屋と道を隔てた向かい側にあり、近所には大久保生誕の地の石碑の建った公園があって、「そこ(石碑)から木がいっぱい並んでいて紐がぶら下がっていてプラプラしている」時代*2を過ごしたので、現実とドラマのシーンを重ねて「面白い錯覚というか、誤解というか、デジャブというか」が生まれている、と語られていました。

ここでまたドラマの映像が流れました。顔中の筋肉総動員で泣いている斉彬臨終、軍事訓練での馬上姿、それから西郷に地ごろと呼ばれてぶち切れる先週のシーンの映像でした。

「あの(先週の久光の激怒シーンの)テンションはやはり自分で考えられたのか?」
という質問に対しては、
「現代だと危ないですね、あれ(笑)。現代であれだと、友達にはしたくないですね」
という回答をされていました。桜島が噴火している時と、とても穏やかな時との変化をイメージして、
「まあ、火山でもああいう変化があるんだから、人間もいいかな」
と考えられたとか。

ここで、青井アナから
「休日の過ごし方は?」
という質問が。予想通り相手を煙に巻く展開になって、ファン的には面白かったので、ここは会話の応酬をそのまま載せておきます。
山口さん「(休日の過ごし方は)青井さんと一緒(笑)」
青井アナ「僕はお昼まで寝るタイプですね。お昼まで寝て掃除して洗濯して1日が終わってしまう」
山口さん「でも、僕の方がもう少し青井さんより静かだと思いますよ。もうパッションが衰えてますからね(笑)*3
青井アナ「でも夜飲みに行かれたりとか……」
山口さん「ああ、僕、アルコールは飲まない。いやもう、最初から酔ってるんでね(笑)。そういう意味じゃ、ぴったりでしょ?こういう仕事ってね」

それから、明日放映の『篤姫』の予告編が流れました。
駕籠の中で気合い満々な表情をしつつ都に乗り込むも、鶴太郎さんが怪演する岩倉卿に一笑に付されて相手にされない久光様。呆然と困惑する久光様の表情が可愛らしい、と、それは置いといて、そんな中で有馬らが公家衆の襲撃を企て、寺田屋事件が発生。「首謀者をここへ連れて参れ!」と(美声で)絶叫する久光様。そして何かを決断しようとする久光様。予告編久光様スペシャルという感じでした。

最後は、山口さんの次の宣伝トークで締めていました。
「これからいよいよ後半、素晴らしい瞬間を、皆様にご覧になってい・た・だ・け・る*4と思います。あまりに素晴らしいんで、あまり感動しすぎないように、と思わず言ってしまいたくなるような内容ですので、楽しんでいただければと思います」

ここまででインタビューは終了。青井アナ、
「素敵なインタビューをありがとうございました」
と締めてましたが、非ファンは「素敵」じゃなく「可笑しい」と思ったんじゃないかと不安です(^_^;)。

*1:多くは語りませんでしたが、恐らくは西郷を善として対比させた場合の久光のイメージではないかと勝手に想像。

*2:多分、子供の頃木に紐でぶら下がって遊んでいた、と言いたかったのではないかと(^_^;)。

*3:いいです、舞台でパッション全開にしてくれていれば、休日までそれは求めません。

*4:本当にこんな溜めを作ってしゃべっていたんです。