日々記 観劇別館

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『篤姫』第12回

今回は篤姫がいよいよ江戸に赴く間際ということで、お城に島津一族が集結してました。篤姫と一族の者の謁見シーンで忠教様と延々と囲碁の話をしていたので、『ヒカルの碁』が好きだった者としては、篤姫がいつ「オレは神様になるんだよ、この碁盤の上で」とか言い出すかと、要らぬ緊張感でわくわくしてしまいました。結局、かなりそれに近いニュアンスの発言こそしていましたが、最後は「女の道は一本道」という菊本の教えでぴしりと決めていたのでほっとしました。
しかし忠教様が登場するとどうしても身体感覚を彼に集中し、整った造作をじっと観察したり、腹の奥底は深そうですがユルさを装う台詞回しに聴き入ってしまうので、台詞等の記憶がつい薄くなって困ります。
そして、篤姫が養父斉彬の計らいで、今や臣下となってしまった実の家族と、人払いをしてつかの間昔の立場に戻っての対面を果たす場面には、何てあざといんだと思いつつも泣かされました。特に篤姫の場合、それが今生の別れになるというのが誰の目にもあきらかで、しかも本当に最後の家族との対面は江戸へ向かう行列の籠の中からでしたから、口を利くことは許されなかったわけですし。
来週からいよいよ江戸編スタート。話は面白くなりそうですが忠教様はしばらく登場しないらしいので、またモチベーションが下がって何週間も視聴をサボり、録画を貯めこまないよう気を付けたいと思います。