日々記 観劇別館

観劇(主にミュージカル)の感想ブログです。はてなダイアリーから移行しました。

折れた心を癒されて

今月は、気になるお芝居は数々あれど、神戸遠征等Perfumeライブ参戦に注力している上、まだしつこく風邪も引きずっており体調もベストでないので、何となく観劇は見送ってしまっています。加えて、梅芸TdVも見届けず、今年に入ってからまだ1回も山口さんの生の舞台を観ていない状況では、ブログの筆も何となく滞りがちといった所です。
これは、1月2週目以降、耳に入ってきた梅芸TdVの情報が、「山口さん不調」というものであったというのも大きいです。正直、ちょっと心が折れていました。
ただ、厳しい言い方かも知れませんが、よりによって、ハズレな芸に対して、関東人より遥かに容赦なく厳しい評価を下すであろう大阪のお客様の前で、不調故とは言えベストコンディションの舞台を披露できなかった以上、プロとして責めを負うのは致し方ないことであるとも言えます。また、それに対して、違う、ベストの伯爵はそんなんじゃない!と反論するのは所詮ファンの遠吠えに過ぎない、というのは痛いほど理解しています。

そんな最中、NHKの「FMシアター」のサイトの『LET IT PON!〜それでええんよ〜』(2月4日放送予定)の紹介に、出演者写真が載ったと知り、早速チェック。
……はい、こんな小さい写真なのに、かなり癒されました。収録日が昨年中か年が明けてからかは存じませんが、禅さんと並んで頭1つ飛び出て写っている笑顔を見ただけで安堵しています。
そして、ニュースサイト等に再々演であるTdVの開幕を伝える記事はあっても、公演内容自体の記事はあまり見かけず寂しい思いをしていましたが、asahi.comに1月17日付けで、梅芸公演のレポート記事が掲載されており嬉しかったです。
この種の記事で、舞台本編だけでなく「クコール劇場」に触れているのは案外珍しいのではないでしょうか。個人的には、浦井くんの発言を引用した「『大の大人が、真面目に本気で遊ぶというのが醍醐味』という表現が、この公演の本質をもっともよくとらえていると思った」に同感です。

というわけで、現在はだいぶ心が癒されてきています。
手の届かない立場からできるのは、あまりにも酷使され過ぎている山口さんの喉のご回復を祈ること、そして2月末に始まるウィーン・ミュージカル・コンサートでまたお元気な山口さんの歌声を聴けるのを楽しみに待つこと。そのぐらいだと思うので、じっくりと2月末を待ちたいと思います。