日々記 観劇別館

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『レベッカ』Wダンヴァース初日カーテンコール映像

今回は東宝さん、割と仕事が早いようで、昨日の『レベッカ』帝劇初日と本日の涼風ダンヴァース初日のカーテンコールの映像が、それぞれ早速YouTubeで公開されていました。
帝劇4,5月ミュージカル「レベッカ」初日カーテンコール映像
ミュージカル「レベッカ」4月8日(木)昼の部カーテンコール映像
改めて見ると、山口さんの1節ずつ一呼吸置いては丁寧に発語していくご挨拶が、実に愛らしい雰囲気です。
山田さんとクンツェさんのご挨拶はほぼこんなものだったと思いますが、リーヴァイさんのご挨拶は実際にはもう少し長かったような気がします。メインの言葉はドイツ語でしたが、日本語の発音も上手いなあ、と思いながら客席で聞いていたので、カットされたのが少し残念。
涼風さんの初日のカーテンコールは現地で見ていませんが、映像を見る限りは割とあっさりしていたのね、という印象です。

ところで昨日観た時は全く気づかなかったのですが、「凍りつく微笑み」でマキシムが軽く作詞していたようですね。あの鬼気迫る目つきに拍車を掛けていたのは、記憶の引き出しから大急ぎで歌詞を引っ張り出す作業だったのか、と思うと微笑ましい限りです。

それから、昨日書きそびれていましたが、帝劇版のパンフ(1,500円)を売店で入手いたしましたので、少しだけご紹介。
中日劇場公演後ということで舞台写真がたっぷり載っていましたが、稽古場写真も小さいながら4枚ほど残されていました。マキシム激昂シーンのお稽古が終わるやいなや、冗談交じりに「ごめんね、ごめんね」とちひろちゃんに謝っていたという、黒ずくめの稽古着姿の山口さんの様子を想像するだけで、かなり萌えられます。
舞台写真の方は、1幕のぴちぴちきらきらしたマキシムから2幕終盤の老マキシムまで、まんべんなく散りばめられていますが、贅沢を申せば「凍りつく微笑み」の感情崩壊マキシムの写真も見てみたかったです。
キャストからのコメントテーマは「わたしに変化をもたらしたあの出来事」。ほかの皆さんが初舞台の思い出、中学校のマラソン大会、バイシクルトライアル、9.11テロ、とドラマチックな出来事を語る中、涼風さんのコメントは、ミセス・ダンヴァースを演じるに当たりイメチェンを図ろうと髪を切ったら「昔の女学生」になってしまったという、あまりにも目の前にありすぎるお話でした。
そして我らが山口さんのコメントのキーワードは、近所のカフェの元気なスタッフ。某演目で付けていたエクステ。五本指ソックス。そしてゴールド免許からの格下げ。
ご本人の言葉を借りるときわめて「小市民感覚」なアイテムに満ちた、ごく日常的な「変化」。涼風さんと山口さんのメンタリティ、間違っても一緒とは申しませんが、その超越ぶりにはかなり共通する点があると思います。もっとこの二人が板の上でガチンコ勝負する姿を見てみたいです。あぁ、涼風シシィ……とついしつこく呟いてしまうのですが。