日々記 観劇別館

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『レベッカ』大千穐楽レポート(カーテンコールのみ)(2019.2.5 13:00開演)

キャスト:
「わたし」=大塚千弘 マキシム・ド・ウィンター=山口祐一郎 ダンヴァース夫人=涼風真世 フランク・クロウリー石川禅 ジャック・ファヴェル=吉野圭吾 ベン=tekkan ジュリアン大佐=今拓哉 ジャイルズ=KENTARO ベアトリス=出雲綾 ヴァン・ホッパー夫人=森公美子

ついに『レベッカ』が大千穐楽を迎えてしまいました。

一応キャスト表を書いておきましたがタイトルのとおり、今回はカーテンコールのみのご報告です。ほぼ当日夜に速報ツイートしたままの内容で、例により私の記憶頼みですので、細部は結構いい加減です。「だいたいこんな雰囲気だった」程度の広い心でお読みいただけましたら幸いでございます。

カーテンコールで挨拶されたのは、千弘さん、涼風さん、そして祐一郎さんのお三方です。司会は祐一郎さん、自称「マキシムさん家ののっぽさん」でした。客席から見てセンターにのっぽさん、その右側に千弘さん、左側に涼風さんが控えていました。

こののっぽさん、前楽ではどうも一足先に楽を迎えた知寿さんと綾さんを紹介する時、知寿さんを火を吹くジェスチャー付きで「ゴジラ」、綾さんを初対面の時アニメ声っぽかったとかいう前振り付きで「宇宙人」と紹介したらしいので、大楽でも何かたくらんでいるに違いない、と思っていたら、期待に応えてくださいました。

まずは千弘さんのご紹介。のっぽさんが千弘さんと初めて会ったのは彼女が高校生の時、楽屋で、だったそうです。同行の親御さんから「娘をよろしくお願いします」と言われて「えっ、よろしくされちゃっていいんですか?」とどきどきしたとか。
「自分より彼女の親御さん(お父様)の方が若いんです」と何故かクネクネしながらペコペコ頭を下げるのっぽさんに、千弘さんが、多分フォローのつもりだったと思われますが「いいえ、うちの親と同じ歳です」とトドメを刺していました。ガーンとなって下手方向に歩いて帰ろうとする司会者、禅さん(だったと思いますが今さんだったかも?)に引き止められていました。

それにしても、千弘さんだけでなく、確か知寿さんも四季入団前の高校生の時に祐一郎さんと初対面だった筈。なんて羨ましいのっぽさんなんでしょう。
続いての涼風さんのご紹介は、
「『2人のわずか3日間の愛が永遠になった』とか言ってたのに(注:『マディソン郡の橋』の話です)、今回『ああん、うれちいわぁ』(と、舞踏会開催を許されたIchの物真似をして再びクネる)とかやってると、この方が後ろに立ってて『オホン』(何となく涼風ダニーの顔真似っぽいものをしながら咳払い)とか言う感じになっているんです」
というような内容でした。書き起こしてみると、あまり紹介になっていないような……。でも面白いから許します。

そんな司会者の暴走をよそに、千弘さんからは、
「10年経って、瓶に詰めた筈のIch役をまたできて幸せでした。瓶の中でドロドロになってなくて良かったです」(ここでキャストの皆様も客席も爆笑)
とのご挨拶がありました。いいのよ、またやってくれても、大歓迎だよ! と思いながら聞いておりました。
続いてのっぽさんから「皆様、キャッチフレーズのご唱和の用意を」とご挨拶を振られた涼風さん。一旦スルーして普通のご挨拶に入る振りをしてからいつもの「昔、妖精。今、妖怪」コール(太字部分が客席コールです)を入れていました。
涼風さんのご挨拶では、
「ベストの体調で舞台に立ち続けることの難しさを痛感しました」
と仰っていました。私は好調な状態の涼風さんしか目にしていなかったように思っていましたが、もしかしたら公演期間中、どこかで無理していた時期もあったのかな? と想像しています。その後で、キャスト、オケ、スタッフ、観客への感謝の念を述べられていました。
最後に、「みんなも大好き、私も大好き、山口祐一郎さまです」と涼風さんからのキャッチフレーズ(?)の振りを受けてのっぽさんからのご挨拶がありました。……しかし、申し訳ございません。あまりに笑いすぎたせいで、肝心ののっぽさんのご挨拶内容をど忘れしてしまいました。でもいつものフレーズ、
「夢のようなひと時を過ごさせていただいて幸せでした。本当にありがとうございました!」
がいつも以上に実感がこもっていたように聞こえた気がしました。

 

(2019.2.9追記)

のっぽさんのご挨拶を少しだけ思い出しましたので追記します。

「このまま客席の皆様とロビーで3時間ぐらいパーティーをやりたいぐらいですが(ここで客席から拍手の嵐)……遠くから(大阪などから、と言っていたような)いらした方は新幹線のお時間もありますので、お気持ちだけで」

ということを仰っていました。

それから、涼風さんが喉の調子を崩されていたのはどうも1月末頃の出来事らしいとファンの方のブログ等で知りました。やはりちょうど私がクリエに行っていなかった時期に当たります。

他方で、その前々週辺りには祐一郎さんの喉が不調なように見受けられましたが、それも多分その時期に観劇の機会がなかった方はご存じないままだと思われますので、まあ、そういうものなのだろうと思いました。

(追記ここまで)

 

なお、どうも前楽ではド・ウインター夫妻と知寿ダニーの3人カテコがあったらしいと聞いたので、もしかしたらド・ウインター夫妻と涼風ダニーとで3人カテコやってくれたりしないかなー? と淡い期待をしていましたが、残念ながらそれはありませんでした。でも、のっぽさんと千弘ちゃんの絶妙の呼吸と極上の笑顔を見られましたので、良いことにします。

ということで、以上、カーテンコールのレポートでした。乱筆乱文にて失礼いたしました。公演本編の詳しい感想は日を改めて書きたいと思います。