日々記 観劇別館

観劇(主にミュージカル)の感想ブログです。はてなダイアリーから移行しました。

NHK『ごごナマ』ご出演!(2017.7.13放映)

久しぶりのブログ更新です。
最近は、ブログのネタがあろうがなかろうが、気持ちが上に向かない時は無理して更新しなくても良いや、という心構えになりつつあります。ご容赦ください。

NHK BSプレミアムで7月9日から始まった、連続ドラマ『定年女子』。田渕久美子さんの脚本、山口祐一郎さんが助演ということで、もちろん見ております。

南果歩さん演じるヒロインの麻子さんのようにバリキャリとして働いたことも、ワーキングマザーの経験もなく、介護の悩みにもまだ直面していませんが、曲がりなりにも長年家の外で働いている中で、組織の事情による配置転換的なものも多少経験していますので、突然キャリアのハシゴを外された彼女の戸惑いにもイタさ加減にも「分かる」と感じる点をぽつぽつと見出しています。

ただ、あいにくと周囲に溝口くんのような若手爽やかイケメンや、丈太郎さんのような可愛い系で美声のアラ還は見当たりませんので、そこだけは今の所は「夢物語」として堪能しております。

というわけで、前置きが長くなりましたが、7月13日のNHK総合ごごナマ』に果歩さんと祐一郎さんがゲスト出演されたので、録画視聴いたしました。

週末に録画をゆっくり見るのを楽しみにしている方もいらっしゃると思いますので、あまりに子細なネタバレは避けます。
また、どうも自分は人様と若干萌えの勘所が違うような気がしますので、そこは見逃していただければと思います。

祐一郎さんはとにかく番組全体を通して、あの浮遊感のある独特の語り口でにこやかにハイテンションを貫いておりました。
「格好良かったんですね」等の発言に「過去形かよ」などとお約束のツッコミを入れていましたが、もちろん現在進行形でお綺麗です。

……で、ええと、そこの背の高いお客様。画面からはみ出しますので、ホスト役がボケるたびに立ち上がって突っ込むのはお止めください(^_^;)。
確か三回ぐらい立ち上がっていたような気がします。一度、自分より大きい人は珍しい、というようなことをホスト役の船越さんが発言されていました。

デビューのきっかけになったオーディションの話などもされていました。
このいきさつは結構有名ですが、私、ファンとしてはかなり新参者ですので、実はご本人の口で直に語られるのを聴くのは初めてでした。
改めて、某先生に「その時、よくぞ見落とさず拾ってくださいました」と感謝したい気持ちになりました*1

番組の中で『定年女子』に絡めて「人生は50歳からだと思っている?」という問いがゲストのお2人に投げかけられていたのですが、何故か祐一郎さんの答えは「No」。
何で? と思っていたら、その心は「(人生は)還暦過ぎてからが良い」というものでした。そして「えっ、還暦なんですか?」というお約束のボケがあり、それに当人が立ち上がって突っ込むというシチュエーションに(^_^;)。

私、まだまだ還暦には随分時間がありますが、祐一郎さんの「還暦を過ぎてから楽になった」「早く還暦へいらっしゃい」というご発言に、少し勇気づけられた感があります。
一方で「還暦に近づくと年間300日の舞台登板はちょっと無理」というようなご発言もあり、なかなか奥が深いな、と思ったりもしています。

それから、「仕事の息抜きは仕事」という括りで、昨年アメリカ旅行に行かれた時のエピソードを披露していました。

昨年某媒体で旅行のことを知り、何故アメリカ? と思っていましたが、今年に入ってから2018年春のお仕事の発表があり、ああ、と納得した経緯があります。
というわけで、「あ、あの橋の写真だ!」とか「私物のタブレットだ!」と浮かれていましたが、そこで写真に写り込んでいたご本人の服装が、何と申しますか、大変いつものテキトー感溢れる雰囲気でして(^_^;;)。
妙なポイントで和んでしまいました。何度も映像を巻き戻して確認したのは言うまでもありません。

……と、祐一郎さんのことばかりを語ってしまいましたが、果歩さんも実に堅実で素敵な雰囲気に包まれた方でした。
番組の最後の方でこのドラマのオファーを引き受けられた理由を、あえてご自身の苦悩(恐らくは、さり気なく番組側が触れるのを避けていた部分)に少々踏み込むことを厭わずに語られていて、ああ、しなやかに強い方だな、と感じ入った次第です。

次回のドラマ放送を心待ちにしています。

*1:離脱の時は、まあ、ごにょごにょ……。それでも見出していただいたのはありがたいことです。