日々記 観劇別館

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『omoshii mag』2012年創刊号&『エリザベート』舞台写真入りパンフレット

6月10日の帝劇詣での際に、『omoshii mag』創刊号と『エリザベート』の新しいパンフレットを入手してきました。

まず『omoshii mag』の『エリザベート』特集。山口さんのインタビューはp22に載っています。p23に、ポスターの山口トート写真の大判が掲載され、p46から6ページもの舞台写真も見られます。ライターさんの、「エリザベートへの愛にも、どっしりとした自信」「時折すさまじいまでの揺らぎを垣間見せる」「超絶な歌唱技法で、得も言われぬ高揚感」という山口トート評に思い切り頷かせていただきました。
また、開幕前に山口さんが作品や役作りについて「多くを語りたがらない」ことについても触れていました。そのことに関する山口さんの発言がまた実に彼らしくて、うわ、きっと関係ないことは大いに語ってたりして、インタビュアー泣かせなんだろうなあ、と想像してみたり。
全体に、スタッフや共演者、そして観客の思いを謙虚に汲み取ろうとする山口さんの人柄が伝わってくる良インタビューだったと思います。
同じ特集記事では、マテさんのインタビューが、東宝版を合わせて3つの国のバージョンを演じる方ならではの視点を見せてくれていて面白いと思いました。また、石丸さんのインタビューからも、演目の世界観と実際のトートの綿密な演技とがかっちりと結びつけられている様子が伝わってきて、なかなか興味深かったです。
ちなみに韓国版『エリザベート』の記事も掲載されていました。写真を見る限り、黒い狂気に宝塚的な美麗さが、洗練されたスタイリッシュな形で反映されている印象を抱きました。ライブで韓国版を観たことがないので、もしかしたらその印象は少しずれているのではないかという気もしていますが。

もう1つの新しいパンフの舞台写真には、山口トートの素敵なショットが満載です。
個人的なベストショットは、羽根ペンを手にシシィを待ち構えている場面と、カフェで新聞を手にしている所でしょうか。平方ルドルフにピストルを手渡す冷たい表情や、『悪夢』の口をへの字にした俺様な表情のショットも良いですね。
写真の山口トートの表情だけ一見すると、3人のトート達の中では最もシシィに甘いかのように見えますが、実は全くそうではない所がミソだと思うのです。

というわけで、美麗な写真とご本人らしい発言も堪能しましたし、本日は「アースノーマット」の山口さんCMのかもめの水兵さん替え歌篇も無事見ることができましたし、安心して寝ることにします。
ちなみに、茶摘み替え歌篇ではキュウリを頬張っていましたが、水兵さん篇ではラムネをごくりと飲み、炭酸で軽く「ぷはー!」なお顔をしているのが可愛すぎてもう倒れそうでした(^_^;)。