日々記 観劇別館

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2011『レ・ミゼラブル』キャストスケジュール発表

来年のレミゼのキャストスケジュールが公開されました。
自分が最も気になっていた山口バルジャンの出番は4月8日(開幕初日)〜5月8日。
その次のチェックポイント、今ジャベの出番は4月26日〜6月11日(前楽)。
『三銃士』出演組の山口さん、今さんはレミゼを早抜けされることを覚悟してたんですが、今さんは前楽までしっかり務められるのですね。国王陛下はやはり出番が少ないのでしょうか。
そして今さん、4月前半に出られないということは何か別の作品に出演されるのか?それとも違う事情があるのか?というのも気になる所です。
前回で卒業かも?と覚悟していた今ジャベが続投なだけでなく、出番が思いの外多いのはありがたいのですが、その分『三銃士』ではあの繊細で生真面目でありながらハート熱く濃厚な演技、そして朗々とした歌声にあまりお目にかかれないのかと思うと複雑だったりします。

今回、ファンティーヌに昇格した新妻聖子ちゃんの出演回、そしてスペシャルキャスト公演は絶対見逃すまい、と誓っているのですが、スペシャルキャストはともかく、聖子ファンテも山口バルとの共演はないのでした(泣)。
聖子ファンテと玲奈エポは必ずセットになっているのですね。玲奈エポ、好きは好きなのですが、ちょっと演技と歌い方が固定されすぎてしまったのと、2009年の時に聖子エポの凄まじい成長ぶりを観てしまったのとで、初めて彼女を観た頃よりはワクワク度は低めです*1

スペシャルキャスト公演のコゼットは必ず沙也加ちゃんのようです。前から繰り返し書いているとおり、決して沙也加コゼは嫌いじゃないんですが、あのスペシャルキャストの面々に混じって大丈夫?声量負けちゃわない?という不安が拭えません。
新コゼットの中山さんはともかく、アンサンブルで鍛えられてきた折井さんや稲田さんでは格(何の?)の上でだめというなら、できれば、老けていようと、また人妻だろうと、小恵コゼや美香コゼに続投してもらって、スペシャルキャストと渡り合ってもらいたかったです。

長々と文句混じりで書きましたが、少なくとも、今度のレミゼでは山口バルが続投してくれるという事実は、やはり嬉しく思います。
よく「祐さまは何を演っても祐さま」と言われます。また、確かにバルジャンが自分と等身大の人間である、ということを感じさせてくれたのは別所バルの演技でした。
それでも、バルジャンという人物が有している、言わば神性の光り輝き度が強いのは、やはり山口バルだ!と思うのです。白いスポットライトの光に頼らなくても自ら白い光を放っている、悩みつつも無意識に光の道を選び取って歩んでいく、聖者としての強烈な存在感。そして聴く者の心に優しく染み渡る清浄な歌声。
僅か1ヶ月という限られた期間となってしまいますが、またあのバルジャンにお目にかかれるのを心待ちにしています。

*1:と書くと玲奈ちゃんが嫌いみたいですが、WIWのマリアンの歌い方は好きでしたし、『プライド』も観に行くことを計画中。