観に行く予定こそなかったけど、ちょっと頭に血が上ったこのニュース。
松竹日生劇場2月公演 大阪松竹座6月公演「スーパーモンキー」公演中止のお知らせ | 松竹
前の出演作が結構好評を博していたらしい彼女に取っては、古傷の悪化による降板というのは相当に無念なことでしょうし、もし舞台の現場を知らない者の勘違いであればご容赦願いたいのですが、日生の初日（作品公式サイトによれば2月4日）まで20日以上もあったんだし、主役の中川晃教くんには何の問題もなかったわけだから、代役を立てるとか、降板した彼女が演じる筈だった役の演出を変えるとかで、「公演中止」以外の選択肢を取ることはできなかったのか？と思います。
別に中川くんの全部の舞台をマメに観るようなファンというわけではありませんし、ましてや歌手活動も全く追いかけてはいないのだけど、彼の鋭い感性を全身に漂わせた舞台での姿は結構好きなんで、心情が彼寄りになってしまっているのかも知れません。
白状しますと、
「アッキーの舞台は観たいけど、彼女が共演だったら、まあわざわざ観なくてもいいかな」
と、大変失礼で不遜なことを考えてました、私。
もし今回の興行元が、中川くんを舞台の世界に引っ張り上げた東宝だったら、また違う判断があったんじゃないかな？ともつい思ってしまうのです。彼女の降板＝公演中止という判断に、中川くんよりはやや一般的知名度が高いであろう彼女ありきで企画が進められていたことが露骨に示されているようでイヤ、という気持ちもあったりして。
……本当、シビアですね、興行の世界は。分かっているのだけれど、何となく割り切れないのでした。
