日々記 観劇別館

観劇(主にミュージカル)の感想ブログです。はてなダイアリーから移行しました。

Pirate QueenのCD

連れ合いが大風邪に倒れ、私も軽く風邪を引いてしまうというアクシデントが発生しているものの、無事に新しい年を迎えることができました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、昨年Amazonさんに“Pirate Queen”を発注したところ、最初は1月10日前後の到着予定、という話でしたが、実際は12月中に入手することができました。
以下、何度か流し聴いた感想。
流石シェーンベルクさんの曲だけあって全体に曲のキーが高い、というのが第1印象です。曲の初っ端からいきなり高い音で入ったりしていますし。特に“The Role of the Queen”などのエリザベス女王のナンバーあたりを聴いていると、高音が気持ちよいのだけど、涼風さんにこの音が出るのかなどと要らぬ心配ばかりしてしまいます。とは言えエリザで苦労してたのは「私だけに」の最高音ぐらいだったと思うので、きっと大丈夫なんでしょうけれど。山口さんは……ま、何とかするでしょう。繰り返しますが主演の保坂さんは未見なので保留。華がないんじゃないかとか言われてますが、むしろ歌えるかどうかの方が気になります。
ティアナンの歌唱ナンバーは何曲かあるようで(ソロ2曲、グレイスとのデュエット2曲)、たっぷりの声量でしっとり聴かせる系の曲が多くて割と良いです。
音楽だけ聴いていると、これだけ良い曲揃えておいて何故BWでポシャったのか、やっぱりよく分かりません。アメリカ人の好みに合わなかったのか、よほど演出がスカだったのか。
まあ、コンクリ打ちっ放しみたいなセットにしたり、船っぽい形をしたしょぼい舞台を海賊船だと言い張らない限りはある程度お客は入るだろうと思われます。「リバーダンス」って何?という興味も働くでしょうし。
日本キャストの平均年齢の高さについては散々あちこちで突っ込まれてますし、昨年発表の時に自分でも突っ込んでる所です。あれは日本初演はベテラン安全パイで手堅く上演しておいて、もしお客を呼べるようなら次回上演からキャストを若手に一新するとかそういうことなのでは?と勝手に想像しています。あくまで声だけで言えば、グレイス=玲奈ちゃん、ティアナン=浦井くん辺りで聴きたいなあ。