日々記 観劇別館

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『篤姫』第39回

木曜日の夜に那須から帰ってきて、体調が優れなかったこともあり、金曜日から日曜日にかけて腑抜けのようになっていた所に朗報がもたらされました。
どうも10/14のスタジオパークトークゲストとして山口さんが出演されるらしいです。スタジオパークで配布していたチラシに出演情報が載っていたと友人から聞きました。突発事態等、何事もなく放送されることを祈ります。あと、聞くところによると、過去2回ほどスタジオパークに出演された際には何かやってしまわれたらしいので、それでも出演要請したNHKの勇気に敬服しております。そう言う意味でも普通に(笑)終わることを願うばかりです。

さて、今週の『篤姫』ですが、実に重い展開でした。家茂の上洛は虚しい結果に終わってしまった上に病の兆しも見え始めるし、和宮天璋院に対しては相変わらず(正しい意味での)ツンデレだし、薩摩の城下町は丸焼けになるし。唯一、勝さんの前向きで開明的な考えに、家茂や天璋院と一緒に救われた気持ちになりました。
勝さんと言えば、演じる北大路さんが玉木さんの龍馬と一緒にいる場面で、昔の大河を見てもいない癖に「昔龍馬と今龍馬が一緒にいるー!」とどうでも良いことを考えてしまいました*1 *2

今回の久光様は、イギリスの要求についての報告を帯刀から受け、開戦を覚悟する場面でまず登場。帯刀への信頼から出ているとは言え、以前にも増して表情が豊かになっていて、見ていて楽しいです。
戦争突入後は戦装束での登場でした。もっと映せ!とも思いましたが、それは流石に無茶と分かっています(^_^;)。
この戦争、結果としては痛み分けで、日本に被害だけでなくプラスももたらした戦いだったと思うのだけど、天璋院に「故郷を守る」と約束したのを守りきれなかった、と帯刀が嘆き悲しむのを見て、歴史的な評価はどうあれ痛みは痛みだったのだと思い知らされました。
薩英戦争は主人公の故郷が戦火に焼かれるという重要なイベントであり、スイカ売り変装潜入作戦等、世間的に有名な見せ場もあったりするので、欲を言えば1話の中でもう少し時間を割いて描いて欲しかった気がします。
来週は帯刀は京都で活動開始、大奥は和宮懐妊騒動ということで、久光様の出番は再来週までなし。少し寂しいです。

*1:ちなみに1968年放映の『竜馬がゆく』。生まれてもいないというのに何故。

*2:今調べたら、『竜馬がゆく』は斉彬兄上こと高橋英樹さんが時代劇に活動の主軸を移すきっかけになったドラマでもあるようです。NHK狙いすぎ。