ようやく尚五郎が斉彬から名前と家格に相応しい役目を授けられて「小松帯刀」が誕生しました。
一橋派と紀伊派の争いが佳境を迎え、一橋派の形勢不利を打開するため斉彬は幕府に建白書を提出、このため篤姫は家定に改めて本心を偽って慶喜擁立を申し出ることを強いられ、その結果家定を怒らせてしまいます。
斉彬の行動を知った帯刀が斉彬に、慶喜を擁立する真の理由を問い質して、今の幕府を壊し、朝廷を中心にして政治体制を立て直すためである、という答えを得ます。それを口にする斉彬は格好いいんですが、それと同時に帯刀の望み通り、幕府の人間になっている篤姫も守る、というのは流石に辛いだろ、と思ってしまいました。
一橋派の、日米通商条約と同時に慶喜の後継を約束させようとする近衛の父上や僧月照を通じた朝廷への工作は実らずに終わるわけですが、取りあえず篤姫に肩入れしてしまっているので、彼女と直接関係ない所で空振りしてくれると安堵してしまい、父上ごめんなさい、と心の中で呟いたりしています(^_^;)。
そうして一世一代の政戦を繰り広げている父上も、篤姫と一緒にお餅を焼いて仲直りしている家定も、物語上もうすぐいなくなってしまうわけで、いくら次に久光様の出番が控えていると言っても、ちょっと寂しかったりして。
おまけ。寝床でじゃれて篤姫の上に倒れかかってしまい、はっと我に返る家定がまた色っぽかったです。篤姫との一線を引いた関係は彼なりに心に誓いを立ててのことだと想像するとなおのこと味わい深い場面です。まあ、何故かその後２人で動揺してギャグシーンになってしまうわけですが(笑)。公方様、来週辺りそろそろ死亡フラグが立つのかな？うぅ。
